腰痛の名医と言われる整形外科医が心がけていること

全国に約2800万人の患者がいて、国民の4人に1人が悩んでいるのが腰痛です。この誰でも経験することがある腰痛の名医と言われている整形外科医が、診察の際に心がけていることがいくつかあります。1つ目は、画像に騙されないようにする、ということです。レントゲンやMRIなどの画像と痛みの原因や症状は必ずしも一致しないそうです。

患者さんはものすごく痛そうにされているのに、画像では特に異常が見られないこともあります。逆に、スムーズに歩いているし痛みを訴えている訳ではないけど、腰痛ではなく別件でレントゲンを撮ったところ、びっくりするくらい酷い状態になっていることもあります。画像には異常がないからと言って、「どこも悪くないですよ。考えすぎではないのですか」といった言葉を投げかけたり、大袈裟だななどと思ったのでは、患者さんは解かってもらえないストレスからますます症状を悪化させてしまうこともあります。

2つ目は、患者さんが診察室に入ってきた時から、診察を始めるということです。歩き方や荷物の持ち方、荷物の置き方、座り方などにも、診断をつけるポイントが隠れています。椎間板ヘルニアでは前かがみで痛みが悪化することが多く、脊柱管狭窄症では前かがみの方が楽なので、前かがみで歩くでしょう。3つ目は、問診で積極的に細かなことまで聞き取るということです。

問診票だけで判断するのは受け身の診察です。そうではなく、医師からも患者さんに問診をするのを攻めの診察と読んでいます。時間はかかりますが、痛みの性質や痛くなった時の状況などを問診で確認することも大切です。整形外科医にとってレントゲンが読めるということは必須条件でしょう。

しかしそれだけでは優秀な整形外科医とは言えません。画像を治すのではないし、病気だけを見ればよいわけではありません。整形外科医が見るのは、患者さんです。

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